断食・菜食・健康法などなど

断食・菜食・健康法の実践と関連書籍の案内

2019-03-31から1日間の記事一覧

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その11 修身実験録&意訳

無用火(むだび)をたき、或は火を粗末にして踏み消し、また燈火の明るきを好みて、みだりに油をさすものあり。かくの如き人は生涯出世することなく、諸事調はざることをつかさどる。夫れ火は物を熟する要物なり。一日これを用ひざれば人命を養ひがたし。そ…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その10 修身実験録&意訳

一家の主はその家の守護神なり。家運尽くるといへども、食を厳重に定るときは亡ぶることなし。運尽きて家亡ぶるは、その主の奢るゆゑなり、それ食尽くれば禄おのづから尽く。このゆゑに家禄のために己が食を減じて天地へ遺すときは、禄おのづから延ぶるなり…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その9 修身実験録&意訳

人厄難の相ありといへども、常に食を奢らず、厳重に量を定るものは、かならず免がるることを得べし。わが食する内、半椀を減じて三年を経なば、短命は長命と変じ、貧者は福者と易はること疑なし。 世に常に大食しながら、次第に痩せるものあり。この類は食よ…