断食・菜食・健康法などなど

断食・菜食・健康法の実践と関連書籍の案内

2019-04-05から1日間の記事一覧

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その39 修身実験録&意訳(跋)(終)

修身実験録跋(ばつ) 先輩の曰く國の財用は、土地と民力との二つを根本として生ずるものなり。この外さらに出所なし。故に一國の財用は、土地の大小民力の多少によりてその程限あり。この故に入るを量りて出づるを制するは、経済の定法なり。此のほか更に財…

新年度&新元号 「令和」 記念 厳密断食 五日目

平成31年4月5日 金曜日 昨日から好調である。 もう完全に花粉症が治った。 断食前までは朝起きた時に鼻をかんでいたが、 もう全くそんなことをしなくて済むようになった。 ドクダミ茶や醤油番茶を飲む。 そして少し生姜酢を飲んだ。 生姜を漬け込むと酢がマ…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その38 修身実験録&意訳(増補)

人天命にあらずして死するものあり。寝起の時を定めず、食事を程よくせず、働を過ごし、又遊びに過ぐる時は、病氣を生じ、常命を保つこと能はずして死すと、孔子家語といふ書に見えたり。 いま人ありて隋候の珠といふ重寶(宝)なる珠にて、千仭(一仭=七尺…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その37 修身実験録&意訳(問答22)

問て曰く、 われ家業を種々に改め易ふるといへども、つひに榮(栄)ゆることなし。これその業の予に相應(応)せざるがゆゑならん。請ふわれに適當(当)の業を教へたまへ。 答て曰く、 これ業が汝に相應せざるにあらず。汝が業に精錬せざるがゆゑなり。いづ…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その36 修身実験録&意訳(問答21)

問て曰く、 心の慎みもなくして、勝手に吝嗇をはたらくといへども、次第に福有の身となるものあり。されば人の禍福は、あながちに慎みばかりにも因らぬものにや。 答て曰く、 これ吝嗇よりして食を減じたれども、その食べたきものも食べずして預けおきたる所…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その35 修身実験録&意訳(問答20)

問て曰く、 先生常に教へたまはく。肉を好みておほく食するものは、心濁ると。予はこれを食すれども、心濁らざるはいかに。 答て曰く、 かねて食量を定めたるものといへども、肉あれば食すすみて、思はず食べすごすものなり。これ心を濁すの本なり。恐れ慎む…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その34 修身実験録&意訳(問答19)

問て曰く、 われ性質多病にして、常に食に味なし。いかがすれば食うまくなるべきや。 答て曰く、 これ性質の多病なるにあらず。宿食の病なり。腹中食気すすまざるがゆゑに味なきなり。さればつとめて食量を減じて三椀のものは二椀に、二椀のものは一椀にすべ…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その33 修身実験録&意訳(問答18)

問て曰く、 諸々の食物中に五穀に外貴きものは何物なるべしや。 答て曰く、 五穀の外に貴きものは鹽(塩)なり。鹽は世界の土気の凝りてなれるものなり。されば大海にあるのみにあらず、大地に充満して在らざる所なし。五穀萬食ことごとく五味を含まざるもの…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その32 修身実験録&意訳(問答17)

問て曰く、 予若年より心をいましめて悪をなさず。ただ人を助くることをなすといへども、予を用ふるものなきはいかに。 答て曰く、 およそ無情のものたりとも、みだりにこれを費し捨つれば、その報い自然にめぐり来て、吾もまた世に捨てらるるなり。是は人と…