断食・菜食・健康法などなど

断食・菜食・健康法の実践と関連書籍の案内

2019-04-03から1日間の記事一覧

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その27 修身実験録&意訳(問答12)

問て曰く、 人に衣食住の三つあり。食だに慎むときは、衣食住家は華美なりといへども、その徳を損すまじきや。 答て曰く、 衣食住とも分限相応なるをもって吉とす。分限不相応に華美をつくすものは、表をかざる人なるが故に、内労おほし。これに反して分限よ…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その26 修身実験録&意訳(問答11)

問て曰く、 我れ高名を取らんと欲して心を慎み身を守るといへども、運次第にあしくなりて今は大いに窮するにいたれり。運の吉凶は慎みにはよらぬものにや。誠の強運ならば慎みあしくとも発達すべきものなりや。 答て曰く、 一道に秀づるものは、慎をかたく守…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その25 修身実験録&意訳(問答10)

問て曰く、 釈尊は雪山に於て修行ましませし時、粟六粒を以て一日の食とし給ふといへり。粟六粒にて身体を養ふことを得べしやいなや。 答て曰く、 凡そ生あるものの食を須(ま)つは天地の道理なれば、たとひ釈尊といへども粟六粒にて一日の性命を養ひ給はん…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その24 修身実験録&意訳(問答9)

問て曰く、 先生は朝寝せずして早天より起き働くものは必ず開運疑ひなしと教へたまへども、予は工人なるが故、夜業をなすことを幼年よりの常とす。依て早天に起ること能はず。いかがせば可ならんや。 答て曰く、 夜業をすること大いに悪し。夜分二時間仕事を…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その23 修身実験録&意訳(問答8)

問て曰く、 我れ飯は先生の教のごとく慎みひかゆれども、生得酒好なるがゆゑ、酒のみは慎むこと能わず。されども酒は飯の副物(そへもの)なれば、命数に障るほどの災はあるまじきや否や。 答て曰く、 酒は少しく飲むときは、気血をめぐらし、精神を爽かにす…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その22 修身実験録&意訳(問答7)

問て曰く、 人の食に於けるは最上の楽みなり。今先生の説に随(したが)ひて食べたき物をも食べ得ずば、生きて生きたる甲斐なきに非ずや。 答て曰く、 人の楽みに於ける数限りなけれども、官員は忠誠を盡して高官に進まんことを楽み、農夫は耕作を勉めて田禄…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その21 修身実験録&意訳(問答6)

問て曰く、 我近年多病にして、次第に困窮す。尤も別家親類等は皆富家なりといへども、更に我を助け護るものなし。如何せば可ならん。 答て曰く、 人を便(たより)にすること大いに非なり。おのが身はおのが慎みによりて吉凶あり。人の知るところにあらず。…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その20 修身実験録&意訳(問答5)

問て曰く、 予は若年の時より運開けて身安かりしが、近年にいたりては、作る事爲す事一として凶ならざるはなし。これいかなる道理にして如何せば可ならん。 答て曰く、 汝若年より福満ちて、心増長したるが故に、天より自然と欠きたまふなり。自然と欠くるに…

新年度&新元号 「令和」 記念 厳密断食 三日目

平成31年4月3日 水曜日 醤番茶のみ摂取。 空腹感、めまい、頭痛なし。 うんち君が全然でない。 通常、三日目からデトックス症状のめまい・頭痛が始まり、 うんち君がでて、ようやくすっきり絶好調に向かうのだが、 プチ断食をこまめにしてきたので、毒素があ…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その19 修身実験録&意訳(問答4)

問て曰く、 予は大望あるが故に、常に美味酒肉を喫して元気を培養し、時至り運開けなば、名を天下に轟かさんとす。しかるを若し先生の説きたまふごとく、粗食小食をしたらんには、元気おとろへ身体よわりて、かならず大事を成しがたからん。この事非なるべし…

水野南北 著 「修身実験録 一名・出世の直道」を読む その18 修身実験録&意訳(問答3)

問て曰く、 先生近来はしきりに飲食の事をのい弁じたまへども、飲食も常に腹に飽かしめざれば、美味を見し時、たべたしとの食念を引きおこして、なかなかに餓鬼趣の衆生にも似やせん。況や食は生命を養ふの尤も大切なるものをや。 答て曰く、 食は固より生命…